KH:海外誌「KH3D」野村氏インタビュー「エンドクレジットに注目を!」

海外誌「ニンテンドー・パワー」に、「キングダムハーツ3D」に関する野村氏のインタビューが掲載!以下インタビュー内容より。(一部省略あり)

Q・「キングダムハーツ3D」が任天堂3DSをハードに選んだ理由は?
野村氏:我々は、N3DSのハード設計により実現した情熱に感動しました。個人的には、手のひらに収まる3Dでキングダムハーツのゲームが出来る事に興奮しました。それが重要な部分だったのは確かです。

Q・タイトルの「ドリーム・ドロップ・ディズタンス」について説明して頂けますか?
野村氏:物語は、眠りに隠された世界の中を舞台した章です。そして、その「眠り」から「夢(ドリーム)」が生み出されました。「ドロップ(落ちる)」は「眠りに落ちる」というフレーズがもたらした、プレイヤーが、ソラとリクの間を行き来するシステムです。そして、ソラとリクが異なる筋書きのストーリーを進む、彼らの越えられない「隔たり(ディスタンス)」を表す為に選びました。3つのワードにはDがあり、省略して3Dとする事が出来き、3D機能の意味も持ち合わせます。

Q・全ての物語を通して、キングダムハーツの未来に結びつく繋がりを教えてください。
野村氏:物語は「Re:Coded」から分かれた、ごく近いタイムラインの章です。物語は、一番最初のキングダムハーツに始まる「ゼアノート・アーク(ゼアノート編)」最終章の直前に起こります。ゲームの前提としての概要は、イェン・シッドがソラとリクに眠りの世界を訪れるよう指示、キーブレードマスター承認試験を行う為、7つの世界の扉を開けます。しかし、黒コートの少年がいたる所に現れ、予定通りに事は進みません。要点はそんなところです。キングダムハーツの未来に関して、ファンがアークのファイナルバトルを熱望している事を知っていますし、私はまもなくそれを書き始めるでしょう。

Q・以前インタビューにおいて、マスター承認試験のみが、このゲームの全てではないと言いましたが、もう少し詳しく教えてもらえますか?
野村氏:ちょうど言及したように、黒コートのミステリアスな少年により、物語が予想外の方へ向いていきます。彼が現れる時は常に、ゼアノートや他のキャラクターと関わりを持ち、アンセムのように後に続きます。彼らの話はマスター承認試験についてではなく、異なる方向にプロットラインが続きます。

Q・新しいディズニーワールドは、どうのように決めましたか?
野村氏:安江泰(Co.ディレクター) から、多くの世界を含んだ、映画「ファンタジア」の提案があり、ソラとリクそれぞれ別の冒険をゲームとして使う事が出来ました。私も、常にキングダムハーツのゲームで訪れたいと望んでいたので、絶好の機会だと思いました。それは、他の世界の物語に似ています。私たちは、彼らの世界観とセッティング、面白いエフェクトを使って独特のシステムとシナリオにどうやって取り入れようかと熟考し、それをベースに選びました。

Q・今回は、なぜ、ソラとリクの両方を行き来する事を選んだのですか?
野村氏:ソラとリクは、キングダムハーツシリーズのテーマの象徴で、それらは「心の光と闇」です。物語は最後の戦いの直前に起こり、我々は、オリジナルシリーズに戻って、それぞれのストーリーを通して光と闇の両方を表現したかったからです。

Q・「すばらしきこのせかい」の大ファンなので、キャラが登場する事に興奮しています!彼らはどんな役割がありますか?
野村氏:KHシリーズで、FFキャラが冒険のガイダンスをしたように、今作では「すならしきこのせかい」のキャラがその役割を果たします。ストーリーのベースとなっているのは、彼ら(すばせかのキャラ)が、リーパー(死神)による『ゲーム』をして、世界を彷徨っている間に、パートナーとはぐれてしまったという事です。彼らの話は、互いを捜しているチームメイトから始まります。

Q・あなた以外に、「すばらしきこのせかい」からKHに参加した人はいますか?
野村氏:すばせか・イラストレーターの小林元が、KH3Dのアートディレクターを勤めています。すばせか・コンポーザーの石元丈晴もKH3Dの為に曲を作成しました。最後に、すばせかディレクター神藤辰也はアニメーションスーパーバイザーとして働いています。

Q・ドリームイーターとは、何が元になっているのですか?スピリットとナイトメア、二つのタイプの違いは?
野村氏:実は、一番最初のトレーラーで知っているかもしれませんが、当初は、ハートレスとノーバディーでした。しかし、育成してプレイヤーと共に戦い、夢の世界での敵をセッティングしようと考えた時、ハートレスとノーバディーで繰り広げる事は意味をなさないと感じました。そして、眠れる世界の新たな敵として、ドリーム・イーターを考えだしました。ハートレスやノーバディーが「ハーツ」に群がるように、彼らは夢を食い物にします。「ナイトメア」は夢を食べ、その代わりに「悪夢」を植え付けます。彼らは、この章の主な敵です。「スピリッツ」は悪夢を食べる、良いモンスターで、ソラやリクと一緒に戦います。

Q・ソラとリクはいつでも、ディズニーキャラと一緒に戦えますか?また、仲間のスピリッツは常に傍で闘いますか?
野村氏:この章においては、彼らは仲間のスピリッツと共に、ほとんど単独て闘います。確かなのは、このゲームがスピンオフではなく、シリーズの続編であると言う事です。しかし、ナンバリングタイトルではないゲームを作る時は、機会があれば、今回のように大胆な新しいシステムを取り込む事を好みます。

Q・KH3Dのアクションは、先のKHゲームより、より素早く、もっと激しいです。その背後にある動機はなんですか?
野村氏:私はキングダムハーツシリーズの進化において明確なディレクションをします。その変化は、方向性においてのディレクションです。シリーズのゲームは、ハイレベルなアクションとRPGである事は知られています、そこにおいては、誰もが派手なアクションが出来ます。ゲームプレイをさらにダイナミックにする為に、我々は「フローアクション」という、新しいシステムを実装しました。それにより、シリーズの極められた終着点へ近づく、ステップになったと思います。

Q・最新のトレーラーで、シオンやアクセル、他にもノーバディー達を見ました。彼らが、このゲームのイベントのあちこちにいるのはどうして?
野村氏:今はまだ詳細をお伝えできません。しかし、これらは黒コートの少年と関係があります。彼らは何処へ行っても、ソラとリクを混乱させます。

Q・KH3Dにおけるメインの悪者は誰であると言えますか?
野村氏:それはこの世界の秘密と同様なので、明確な発言をする事が出来ません。しかし、もう一度同じ事を伝えますが、黒コートの少年が鍵です。

Q・このゲームは、StreetPass かSpotPass を利用し ますか?
野村氏:ゲームはStreetPass機能を利用して 、スピリット育成システムに使います。

Q・このゲームのサウンドコンポーザーは誰ですか?新しいテーマ・ソングはありますか?
野村氏:シリーズのメインコンポーザーである、下村陽子が続けて担当しています。石元丈晴と関戸剛も取り組みました。KHBbSの音楽もこのゲームに貢献しています。テーマソングは、前回同様、宇多田ヒカルの歌になります。

Q・前作のアメリカ声優が全て、KH3Dにおいて同じ役割を与えられるのですか?
野村氏:それは、確かに計画されています。実際、北米バージョンの為の音声収録が既に進行中です。

Q・今年はシリーズの10周年記念です。これを祝う特別な何かは今年ありますか?
野村氏:日本で、10周年記念のBOXをリリース予定です。他に確定した案はありませんが、シリーズは北米の多くのファンから支持がありますので、同様に何かを出来るよう望んでいます。

Q・最後に、他のどこもが言及しなかった、KH3Dについての何かを教えてくれませんか?
野村氏:これは初めてすることですが、エンドクレジットにサプライズがあります。ですから、スタッフロールクレジットが流れても、3DSを置かず、警戒を怠らないでください!

  
  
※後程、翻訳による表現など文書を訂正する可能性があります。

 
[KH insider]
Nomura Interview in Nintendo Power!
[Neogaf]
New Kingdom Hearts 3D: Dream Drop Distance Interview in Nintendo Power

25 Comments

  1. 続編の予告か…?
    また3DSとか耐えきれないんだが…
    個人的に宇多田の新曲が流れるとかに期待

  2. KH3で終わるのがいわゆる「ゼアノート編」だって以前言ってたからそれの事では?

  3. wrote:

    ゼアノート・アーク?

    自分もそれ気になった
    今までそんな単語なかったんだけどな、
    もしかするとゼアノートのファミリーネームかな?
    でも今までKHのキャラってファミリーネームなかったよね?

    しかしエンドクレジットにサプライズって…
    もうサプライズじゃなくなってるよww

  4. wrote:

    KH3で終わるのがいわゆる「ゼアノート編」だって以前言ってたからそれの事では?

    >ファンがアークのファイナルバトルを熱望している

    これを考えるとどうもアークって人名じゃない?

  5. >8さんが言ってるように、「~編」で良いみたいですね。
    何と訳すか迷ってしまったので、そのままの読みにしたのですが
    あちらの掲示板をググって見た所、海外では「次は~編かな」見たいな表現で、皆「arc」を使ってました。

  6. 今思ったけど、眠れる森の美女の世界はこっちで出した方がイメージ的によかったんじゃ。。
    仕方がないとはいえ、Bbsはちょっとマレフィセントに焦点を当てすぎたと思うな。

  7. いや、どうしてプリンセスを狙うようになったかが描かれてたから充分よかったでしょ

  8. じゃなくて映画の部分をもう少しクローズして欲しかった。
    オーロラ姫の台詞はヴェン編でほとんど全て使われたけど。

    60年近く前の映画の世界を3Dでリメイクできるって改めて凄いことだと思うので、やっぱリもう少しストーリーも大切にして欲しいのです。

    まぁ、楽しいからいいんだけどね!

  9. エンドクレジット?
    3DSを置いてたら駄目ってことは……

    もしかしたら、スタッフロール時に流れる映像の途中からキャラ操作が可能になったりする、なんてことでしょうか?

  10. いや

    たぶんそれはないんじゃない?

    出来なくもないだろうけど

    そうゆう仕様は施されてないと思う

  11. 余裕で出来るぞ
    DIVAとかだと、エンドクレジットで流れる文字をミク操作して破壊していくミニゲーム仕様になってる
    KHもそういう仕様になっててもおかしくない

  12. サプライズがある、って先に言っちゃう時点で最早サプライズではないような

  13. ゼアノート編の〆って所謂KH3だからそれに手を付け始めるって事はヴェルサスに目処ついたのかな

  14. 来週のジャンプにブレイブリーデフォルトの情報が掲載
    ttp://taletalesource.blog69.fc2.com/blog-entry-2829.html#more

    体験版としてデモ+AR vol.1-クリスタルの巫子編-の配信も決定してるとのこと。

  15. マリオとかベヨネッタとか
    スタッフロールとかスタッフロール後に
    ミニゲーム入ってるの普通にありますよ

    ベヨネッタなんかはリザルトに関係ある

    KHも仕掛けてるかも

  16. ブレイブリーデフォルトジャンプフラゲの画像が来ました。
    ttp://www.imagebam.com/image/ccde18176649834

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