『ピアノ・コレクションズ ニーア ゲシュタルト & レプリカント』 発売記念イベント、「トオク、チイサク、ハカナイ、ピアノ。」 にいって来ました!と言う訳で、現地でのレポートです。
新宿アイランドの、別練ホールで開催されたイベントですが、全て指定席だったにも関わらず、一時間前辺りから、結構な人数の方が並んで待機。
多分、物販目当てかな?と考えてたら、何と物販購入者に先着で、ゲストのサイン会に参加出来る「サイン会参加権」が貰える事が明らかに!これは是非ともいただかなくては!と思い、並びながら何を買おうかと思案…。サントラは明日届くし、買った物にサインを頂けるのなら、大きく見やすい物に!と考え、結果二冊目の設定資料集を購入決意。
そして約1時間後に会場、ピアノが置かれた舞台や、中の雰囲気にワクワクしつつ見回していると・・・・会場外の物販コーナーから、「サイン会参加券は残りあと少しです」との声が! ハッとして、物販へダッシュ! 残り数枚の所で券を入手できました(危なかった・・・)。 更に待つこと1時間、会場に流れていた、ニーアのオリジナル曲が止まり、いよいよイベントが開始。
開演前に、案内放送で聞こえていた、エミール声優さんの門脇さんが登場。今日のMCをやられる事や注意事項などを話されると、早速、帆足さんが登場。最初の曲「イニシエノウタ」ピアノアレンジを披露。 帆足さんの鍵盤の上を滑らかに、目に見えない早さで動き回る指、そこから紡ぎ出される音、同時にバックスクリーンに映し出される「ニーア」のプレイシーンや「イベント」の数々・・・。あっという間に、会場をニーアの世界へ引き込みます。会場で聴いている事を忘れてしまいました・・・。
演奏が終わって、作曲した岡部氏の登場、挨拶や今日のイベントについて語られると、次に登場したのは谷岡久美さん。そして、「この人も会場に・・・」と言って現れたのは、ニーア・ディレクターの横尾太郎氏!・・・・・・の身代わり人形w?! 横尾氏曰く「ロスアンゼルスからUst中継を見て声だけで参加」している事ですが、どう聞いてもとても近場にいるかのような応答で、会場でも、多数が首を傾げたり「え?」っという反応w
帆足さん谷岡さんによって演奏された「エミール」「光ノ風吹ク丘」「掟ニ囚ワレシ神」「オバアチャン」。 帆足さんは流れるように、谷岡さんは強弱ある情熱的な演奏、それぞれに特徴ある、透明感とメリハリが素晴らしかった!
岡部氏・横尾氏・ゲスト、のトークの中で「メロディがしっかりしていれば、アレンジでもちゃんと残る」、「ニーア試作段階から、岡部氏も参加。それにより、ゲーム内で、歌が聞こえる・聞こえない、近づくと曲の音が豊かになるなどの表現が出来た (デボルが噴水のそばで、歌っていたり・離れたら曲だけになる所?)」という辺りは、とても納得。また、横尾氏から岡部氏へのムチャな注文に「まずは3曲作って、これも3曲作ってみて、さらに・・・・」っと作曲地獄だった事。「作った曲も、ダメ出しされまくりで、横尾氏には”喫茶店の曲”と言われてた」など厳しい状態も続いた、帆足さんは「弾いた曲が自身も何処で使用されたか知らず、『釣り』イベントで『ドンドコ・・・※』と始まった時には驚いた」、「曲を弾く際に見るのは、楽譜ではなくて『この後キラキラ』とか『いいかんじに』とか書かれた物を見て弾いている。楽譜の発売が決まり、急遽楽譜に書き起こした」とのエピソードも。
(※川や海で、釣りを行った際にヒットした時に流れる曲。実は「魔王ノ城」という、物語りクライマックスで使用される曲。この曲の一部がこの「釣り」のヒット音に使用された)
途中、Ustreamの回線にズレが生じたとかで、中継配信を一度中断。その時、会場では横尾氏(声のみ)とステージ上の、ゲストで雑談。岡部氏の服装につての話題に。 「(岡部氏曰く)服装のコンセプトは”可愛らしい”。(DODの作曲者)佐野さんにいつも”(服装が)かわい子ぶりやがって”、と言われるので、今日はより可愛らしくしてみた。(横尾氏曰く)ニーア曲が売れてるので佐野さんに嫉妬されてる(とか何とか)」本当に雑談なのですが、面白い話が聞けてちょっと得した気分です。岡部氏の服装は本当にかわいらしい感じでしたw
配信も無事再開。イベントは、メンバーズで募集した「参加者への質問コーナー」に移り、アレンジする事に対して「谷岡さんは曲の雰囲気を壊さないように、帆足さんは曲風を変えるようにアレンジ」されたりなど、それぞれに曲に対する思いや、開発秘話なども。斉藤Pによる「ヨコオタロウとは何者か?」との質問には 主に横尾氏の経歴や紹介の話でしたが、「企画立ち上時、企画がなかなか通らず、1年程試作が続いた。その際に作っていたのが『砂の神殿』。ここの曲を何度も聴いていた為、曲を聴くと今も憂鬱な気分に・・・」など、興味深い話も色々と聞けました。
どうしても参加したかった、という斉藤Pも舞台上に現れ、イベント開催の喜びを口にしつつ、「ニーアは一旦これで終わり」「しかし、横尾が何か考えているはず。個人的には、『NieR』を何とか続けていきたいと思っている・・・」との発言があり、もしかしたら次の予定があるのかも・・・との期待感が!横尾氏も「近い将来に、美しすぎるカードゲームとして帰って来たい」と、冗談のような、乗り気(?)な様なご様子でしたので、本当に期待をしたい所です。
ここでイベント終わり、とのアナウンスがされるが「実は、会場の皆様にプレントが・・・」と門脇さん。 何と、入場時に渡された「ナンバー入り」の整理券による、抽選プレゼントがあり、そのプレゼントとは開発者やキャストのサインが入った、「ニーアの台本」と「LoVのカード」! これは凄い、っと思っても賞品は台本3名、カード1名との事。当然自分は当たるはずもなく・・・会場に居た幸運な4名がそれぞれを獲得されました。また、Ustreamを見ていた方々の中からも、抽選で1名にプレゼントされるとの嬉しい発表も(※)! ただし、応募には中継配信の「合言葉」が必須。門脇さんによって読み上げられた「合言葉」は、トンデモナイものでしたが、皆大いに受けて盛り上がったようですねw
(※応募は、一番下の公式サイトからリンク)
また、この商品に関する注意事項を、横尾氏が読み上げあられましたが、スクリーンに映し出された文字には「転売禁止・写真掲載禁止・・・」と書かれているのに、横尾氏は「転売したらコ〇ス、写真を載せたらコロ〇、・・・」とカイネのマネをしつつ読み替えている事に会場が爆笑!横尾氏曰く「スク〇ニからそう言え、と言われた」らしいですw
気が付けば、開始から1時間半が過ぎて、あっという間に楽しいひと時が過ぎてしまった感じです。イベントも終わりを迎え、これにて終了・・・かと思いきや、斉藤Pによる小声の「アンコール!」という言葉が・・・・
皆も終わってしまったのか・・・という寂寥感から、ハっと我に返り、徐々に「アンコール!」の声が大きくなって・・・再登場したのは一人の男性。皆が「えっ!?まさか!」っと驚いて目を見張る中、自身で自己紹介されつつ現れたのは「横尾太郎氏」ご本人でした! そして、横尾氏の額には「 L A 」の文字がデカデカと書かれいるではありませんか!会場は、笑と驚きに包まれ湧き立ちますw
やはりバックヤードにいらした!と、会場を沸かせつつも、今日のイベントについて話されたり、会場が「実は普段はモーションキャプチャーを撮る所で、普通なら入れない所。カイネの蹴り上げを何度も撮った」などの話も
横尾氏は、岡部氏にアンコール曲を弾くよう促し、岡部氏がピアノに向う・・・。門脇氏が「アンコール曲は、『ヨナ』です・・・」と紹介されて、岡部氏が弾き始めるも、冒頭の数秒で間違えて・・・やり直し!っと仕切りなおすも、やはり冒頭で間違えて、っとここで演奏は終わり。横尾氏にダメ出しされて「これでアンコール終わっちゃったら、ニーアらしくていいかもね!」なんて言われる始末w (お二人による演出かな?)
最後の最後で、本当のアンコール。帆足さんによる「魔王」が演奏!、「魔王」であるのに静か、そして漂う悲壮感と美しさ・・・このようなアレンジになるのだ!と驚きの一曲でした。
イベントも終わり、皆が会場を後にしたのち、「サイン会」へ向けて整列。自分は購入した「(2冊目の)設定資料集」を広げて、岡部氏・谷岡氏・帆足氏のサインを頂きました! その際には、少しですがイベントの感想などを直接伝える事が出来て、嬉しい限りでした!
あっという間の1時間半、幸運にも直接会場で聞くことが出来ましたが、生で聞こえてくる、ピアノの音は、ハンマーが叩く弦の震えがこちらまで伝って来るかのようでした。 音色は強弱がとても自然で、あまりにも美しい!感嘆と感動に包まれた、本当に素晴らしいイベント&コンサートでした。このような機会を与えて下さった事に、心から感謝です!
(※ 思い出しながらレポを書いてみましたが、話が前後しているかも・・・順番など間違っていたらすみません!)
レポ感謝です!
自分もustで見てましたが素晴らしいコンサートでしたね!!
アンコールあったんですね・・・聞けなくて残念orz
サイン会私も参加していました。
前に並んでいる女性がピアコレCDではなく設定資料集にサインをもらっていたのが印象に残っていたので「もしやaiboさんだったのかな?」と記事を読んで思いましたw