※電撃PS Vol.474号(6/25発売の記事です)
― 北米版「KHBbS」の発売が近いようですね。
野村氏:9月7日ですね。いろいろ追加要素もあって、ちょこちょこ変わっていますよ。エラクゥスの声はマーク・ハミル(Mark Hamill)さん、ゼアノートの声はレナード・ニモイ(Leonard Nimoy)さんに担当していただいたので、「スター・ウォーズ」と「スタートレック」の夢の競演になっています。あとは、謎の敵キャラが追加されています。恐ろしく強いので、まあなかなか勝てませんよ。デバッカーから「2度と会いたくない」、「20回やってようやく1回勝てた」などの意見が出ていました。
― ヴァニタスの思念よりも強い?
野村氏:アンケートをとりましたが、ヴァニタスの思念のほうが強いと感じた人も若干いますし、新キャラのほうが圧倒的に戦いにくいと感じる人もいます。ただ、技の性能などに関しては、明らかに新キャラのほうが強いんですけどね。もう極悪な技をバンバン使ってきます。ヴァニタスの思念はわりと次の動きなどが読みやすい相手だったのに対し、今回の新キャラは、どちらかというと「KH2FM+」の留まりし思念のようなタイプです。次にどんな攻撃をしてくるかわからない、いやらしさがありますね。
― その新キャラは、やはり物語に絡む人物なのでしょうか?
野村氏:そうなりますが、「KHBbS」の時点ではその正体はまったくわからないと思います。留まりし思念がそうだったように、現時点ではその存在については謎だらけのキャラにしています。
― そのほかの主な変更点は?
野村氏:本当に細かくあらゆる場所に追加はありますが、逆にメガフレアは凶悪過ぎたので弱体化はさせています。ほかには、ヴァニタスの思念を倒したときのごほうびが不満という声が多かったので、ヴァニタスのキーブレードを入手できるようになっていますね。そのような修正を加えつつ、遊び要素としても目新しいものをいくつか。まあこのあたりは「KH」シリーズの伝統ですね。
― 新シークレットムービーはありますか?
野村氏:残念ながらないです。さすがにそこまで追加する時間はありませんでした。その代わりと言ってはなんですが、「KH Re:Coded」のほうにはシークレットムービーを用意してあります。モバイルにもなかった内容なので楽しみにしていてください。「KH 358/2 Days」のときにシークレットムービーを見たかったとい方が多かったので、今回はその点を考慮しました。